サポート

■ 速乾プリスロ
(SF・IS・SFPタイプ)

現象 原因 救済
所定の色相が得られない インキの絞りすぎ インキの盛り量調整
インキの粘度調整
インキ粘度の不足 アイヨス・Vワニス使用
重ね刷りがうまくできない(トラッピング) 下刷りインキの粘度不足 上下の粘度差をつける
上刷りインキが硬い
(上が軟で下が硬が原則)
上エスコン・レヂューサー
下刷りインキの盛り過ぎ 下アイヨス・Vワニス
下刷りの印圧が強い 下刷りインキを絞る
下刷りの印圧を弱く
マージナルゾーンが目立つ 印圧が強すぎる 印圧の調整
インキの盛過ぎ インキを絞る
インキの粘度不足 アイヨス・Vワニスで粘度調整
インキの乾きが遅い マージナルの出過ぎ 印圧を弱く
インキ量を少なく
細かい文字や図がつぶれる インキの盛り過ぎ インキの盛り量調整
低粘度インキの使用 インキの粘度調整
印圧が強い 印圧を弱く
紙に対する転移不良 紙の撥水強度が強い アイヨス・Vワニスを使用
印版の不良 印版の硬度チェック
ローラーの摩耗・老化 ローラーのチェック
ベタ刷りでムラが出る インキの盛り過ぎ インキの量の調整
インキの粘度不足 インキの粘度不調整
印圧不足 印圧不足
ローラーと版のタッチ タッチを弱めに調整
シートの巻き上げ インキの粘度が高過ぎる レヂューサー、エスコンの使用
版が目詰まりする インキの盛り過ぎ インキの量の調整
版の洗浄を徹底
裏移り(ブロッキング) インキの盛り過ぎ インキの量の調整
マージナルの出過ぎ マージナルの救済法
印刷時の積み過ぎ 積み量を減らす
ローラー上での滑り 高温多湿時 印刷機の洗浄
水分吸収による粘度低下 アイヨス、Vワニスを使用
ローラー上や版のインキが乾きぎみになる レヂューサーの使用
インキが硬い レヂューサー、エスコンの使用
インキが軟らかい アイヨス、Vワニスの使用
製造年月日の末尾の数字が季節表示です 1.冬型 2.春秋型 3.夏型

 

■ MEインキ

現象 原因 救済
所定の色相が得られない インキの分離、沈降 缶をよく振る
インキの粘度が低すぎる 新しいインキを加える
シャワーの使い過ぎ 新しいインキを加える
インキの粘度が高すぎる MEレヂューサーで粘度調整【1】
使いかけのインキの使用 新しいインキを加える
インキの転移不良 版の硬化原因【2】
印刷物の乾燥不良 インキの粘度が高い シャワー、MEレヂューサーの使用【1】
マージナルゾーン タッチの調整、版のムラ取をする
インキの盛り過ぎ吸収の悪い紙質の場合 印刷スピードによる盛りの変化に注意
⇒シャワー、MEレヂューサーの使用
原紙の交換
マージナルゾーンが目立つ 版の老朽化 版のムラ取、又は版を交換する【2】
タッチが強い タッチを調整する
インキの粘度が高い シャワー、MEレジューサーの使用【1】
印圧が強い 印圧の調整
インキの盛り過ぎ 印刷スピードによる盛りの変化に注意
⇒シャワー、MEレヂューサーの使用
細字や図柄がつぶれる 版の精度不良 版のムラ取り、高低の調整をする
版の洗浄不良 ビューティワンで洗浄する
タッチが強い タッチを調整する
インキの盛り過ぎ シャワー、MEレヂューサーの使用【1】
インキが盛れてしまう印圧が強い 印刷スピードによる盛りの変化に注意
⇒シャワー、MEレヂューサーの使用
印圧の調整
重ね刷りがうまく出来ない 1色目インキの粘度が高い1色目インキの盛り過ぎ 1色目(2〜3秒低く)、2色目と粘度差をつける
⇒シャワー、MEレヂューサーの使用
1色目の印圧が強すぎる シャワー、MEレヂューサーの使用
1色目(弱く)、2色目(強め)の印圧差をかける
インキが発泡する インキを2時間以上供給なしで 機上放置 シャワーで粘度を下げる
増粘したインキの継続使用 シャワーで粘度を下げる
版の消耗が激しい タッチが強すぎる タッチをゆるめる
印圧が強すぎる 印圧を下げる
版の精度不良 版のムラ取りを行う
インキがゲル化する 長期の保存 新しいインキ交換する
保存の不適正 密封保存する
他種インキとの混合使用 混合前に確認する
印刷物の耐性不良 耐水性不良 特殊な印刷物の条件を満たす適正なインキを使用する【4】
耐光性不良
耐摩擦性不良

【1】MEレヂューサーの使用量は、5Kgに対し5~10%とします。
・粘防止の為シャワーの中に、水:MEレヂューサーを半々に入れておくと、色相の下り方がゆっくりになります。
・シャワーは1時間に1回程度です。
【2】版は硬度42度±3のものを使用します。55度以上は使用不可です。
・インキ温度が10℃上がると、インキの粘度は2秒下がります(冬型インキを春夏に使用する場合は注意)。
・インキ温度が10℃下がると、インキの粘度は2秒上がります(夏型インキを秋冬に使用する場合は注意)。
・工場内の湿度が高くなった場合、空気中の水分をインキが吸収して色相が薄くなる場合があります(湿度80%以上)。
・工場内に空気が乾燥している場合、インキ中の水分が蒸発して色相が濃くなる場合があります(湿度50%以下)。
【3】印刷スピードは1分間に100枚程度を基準としている。
【4】撥水ライナーは基本的には印刷出来ません。サンプルシートで事前チェックが必要です(特殊なインキが必要です)。

製造年月日の末尾の数字が季節表示です 1.冬型 2.春秋型 3.夏型

 

■ フレキソインキ

現象 原因 救済
所定の色相が得られない インキの粘度が低すぎる 原液を混入する
インキの分離・沈降 缶をよく振る
インキの絞り過ぎ 絞りを緩める【1】
インキの転移不良 ローラー、版等をチェック
所定の粘度が得られない インキの揺変性 インキを循環後に測定する
発泡 消泡剤を加える
使いかけインキの使用 新しいインキを加える
印刷物の乾燥不良 インキの粘度が高い インキを薄める
マージナルゾーン タッチ【3】の調整、版のムラ取り
インキの乾燥不良 乾燥の良いインキを使用
吸収の悪い原紙の場合 吸収の良い紙に変える
マージナルゾーンが目立つ 版の精度不良 版のムラ取りを行う
タッチが強い【3】 タッチを調整する
インキの粘度が高い 粘度を調整する
インキの絞り不良 絞りを調整する
細かい文字や図がつぶれる 版の精度不良 版のムラ取り、高低の調整
タッチが強い【3】 タッチを調整する
インキの粘度が高い 粘度を調整する【1】
インキの絞り不良 絞りを調整する
紙に対する転移不良 印圧不足 印圧を加える
版の硬度不良 硬度をチェックする【5】
紙の撥水度が強い 撥水インキを使用
ローラーの摩耗・老化 ローラーのチェック
重ね刷りがうまく出来ない 1色目の印圧が強すぎる 2色目の印圧をより強く【7】
1色目の粘度が高い 2色目の粘度をより低く【8】
1色目のインキの乾燥が遅い 1色目のインキを絞る
インキが発泡する インキの粘度が高すぎる 水を加える
消泡剤を加える【2】
インキの循環量不足 循環量を増加する
インキのエアー漏れ エアー漏れを防ぐ
ピンホールが生じる 消泡剤の入れ過ぎ 混入量に注意する【2】
インキの薄め過ぎ 原液を混入する
低粘度のインキの盛り過ぎ 原液を混入して絞る
版の摩耗が激しい タッチが強すぎる【3】 タッチを緩める
印圧が強すぎる 印圧を下げる
版の精度不良 版のムラ取りを行う
インキのゲル化 長期の保存 インキを交換
保存の不適正 密閉保存する
他種インキとの混合 混合前に確認する
インキの経時変化による インキを交換する
印刷物の耐性不良 耐水性不良 特殊な印刷物の条件を満たす適正なインキを使用する
耐光性不良
耐摩擦性不良

【1】ゴムの老化による弾性損失、硬化など。
【2】添加量はインキの0.2%程度とします。
【3】版とローラーの接触の事になります。
【4】特にベタ印刷には42度±3度の物を使用する
【5】絞りローラーのゴムの老化、弾性損失。アニロックスロールの目詰まり、摩擦等
【6】1色目の印圧は、出来るだけ軽くする事
【7】粘度差を3秒以上にする

製造年月日の末尾の数字が季節表示です 1.冬型 2.春秋型 3.夏型